ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ペンタスの切り戻しと挿し木

     2年目となる高性のペンタス・パニックタワー。地植えにするとその良さを発揮しそうですが、未だに小振りの鉢植えのままです。来年は地植えにもしてみたいので、剪定がてら秋挿しして増やしておこうと思います。


    切り戻しと頂芽優勢の打破

    ペンタス1-1 ペンタス4-1
     8月27日、伸びすぎて暴れている、というほどでもありません。猛暑が明けて、たまたま花が一段落したところで軽く切り戻しておきました。ペンタスは蒸れに弱いので切り戻すことで風通しもよくなります。

    ペンタス2 ペンタス3
     葉の付け根のすぐ上で切り戻します。頂芽を切り取ることで頂芽優勢が打破され、節にある側芽が急速に成長を始めます。各節には2本の側芽があり、切り戻すことで倍々ゲームで枝数が増え、結果的に花数も増えることになります。

     頂芽優勢】植物ホルモン「サイトカイニン」は側芽(そくが:わき芽)の成長を促進させます。頂芽(ちょうが:茎の先端にある芽)からは植物ホルモン「オーキシン」が分泌されています。オーキシンは側芽のある節の部分でサイトカイニンの合成を抑制しています。そのため、側芽の成長は抑えられ頂芽の成長が優先されます。

     しかし、頂芽を切り取りオーキシンの供給がなくなると、節ではサイトカイニンの合成が始まり、側芽が活発に動きだし新たな頂芽を形成するようになります。先端を動物に食べられても、すぐに元通りに復活するための植物の生きる知恵なんですね。

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    挿し穂の確保と水あげ

    ペンタス6 ペンタス7-1
      剪定枝の中から太くて元気そうな枝を選んで挿し穂にします。
      蒸散を防ぐため、大きい葉は摘み取るかハサミで半分カットしておきます。
      先端をよく切れるカッターナイフなどで斜め45度にスパッと切って、
      水に小一時間浸けておきます。

     この間に土挿し用の赤玉土(小粒)などを準備しますが、水挿しはこのままスタートになります。 

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    水挿し~3週間後の鉢上げまで (スライドショー)

  1. 9月06日 挿して10日後 発根の開始です
  2. 9月08日
  3. 9月10日 挿して2週間後
  4. 9月12日 長い根は20mmあります
  5. 9月14日
  6. 9月17日 挿して3週間後
  7. 鉢上げします 用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です
  8. 9cmポリポットに用土を半分入れてから
  9. 植え付けます
  10. 最後にたっぷり水やりしたら
  11. 完成です
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    土挿し~3週間後の鉢上げまで (スライドショー)

  13. ポリポットに鉢底ネットを敷いて
  14. 赤玉土を入れてたっぷり水やり
  15. 挿しやすいように棒で穴を開け
  16. 先端を傷つけないよう
  17. 穴に挿して土を軽く押さえます
  18. 最後にまた水やりすると挿し穂が固定されます
  19. 9月17日 挿して3週間後
  20. 鉢底から根が 抜いてみると
  21. 6本すべて発根しています
  22. 水挿しに続いてこちらも鉢上げします
  23. 用土を半分ほど入れたら
  24. 位置を決めて
  25. 素早く植え付けます
  26. 最後にたっぷり水やりしたら
  27. こちらも完成です
  28.  水挿し苗も土挿し苗も、根が新しい土に馴染む2週間ほどは明るい日陰で管理し、その後は直射日光に当てるようにします。

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    冬が来る前に

    水挿し917 土挿し917
     挿して3週間後の比較です。土挿しの方が発根量も長さも美しさ?も圧倒的に優勢で、根の長さは最長で約7cm、水挿しの方はわずか2.5cmでした。カランコエなどは水挿しも土挿しも同じくらいの発根量でしたが、植物によってマチマチで、みんな違ってみんな良い。

     こちら南国愛媛は冬の到来が遅いので、まだまだ秋挿し&鉢上げは時期的に余裕ですが、冬の早い地域では鉢上げ後の根の成長に支障をきたす恐れがありますので、遅い時期の秋挿しの場合は挿したままでの室内越冬が無難かもしれません。

    ぺんたす917-8
    ぺんたす917-9
     21日前に切り戻した親株もコンモリと順調に育って蕾を上げてきました。耐寒温度5℃は、先日ご紹介したマンゴーと同じ半耐寒性ですので屋内での越冬が必要ですが、冬が来る前にもう一花…いえ、もう二花咲かせて欲しいものです。

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