ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ハナモモの八重咲き

     地植えのハナモモに花が咲き始めました。


    ハナモモ

     バラ科モモ属の低木落葉樹で、原産地は中国です。果実を収穫する果樹と、花を観賞する花木として分けられ、花を観賞する品種がハナモモです。ただ、植物学上の違いはほとんど無いそうです。古来、モモは災いを除き福を招く縁起の良い木とされています。

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    休眠打破

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     2015年に接ぎ木苗を植え付けて間もなく丸3年を迎えます。今冬は南国愛媛でも10cm級の積雪が2回、薄っすら雪化粧が3回、雪が舞う日は十数回を数えました。休眠打破(休眠に入った花芽が、冬季に一定期間低温にさらされ休眠から覚めること)に寒さが必要とは言っても、少し寒すぎました。

     休眠から目覚めると、気温の上昇と共に蕾が膨らみ始めます。

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    蕾から開花まで

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  11.  2月24日にはまだ小さかった蕾が、3月23日満開に。花径は4~5cm、顔を近づけると微かに香ります。ピンクと白が混じりあうしぼり模様の八重の源平咲きです。源氏の白旗と平家の赤旗にちなんだ白と赤が個々に咲くタイプの源平品種ではありません。

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    八重の出現:ABCモデル

    からんこえ やまぶき
     花には決まった構造があり、その仕組みは「ABCモデル」と呼ばれ、外側から順に「ガク」「花弁」「雄しべ」「雌しべ」と並ぶ配置がA、B、Cという3つの遺伝子によって決められています。

      A遺伝子だけが働くと「ガク」が、
      AとB遺伝子が働くと「花弁」が、
      BとC遺伝子が働くと「雄しべ」が、
      C遺伝子だけが働くと「雌しべ」ができます。

     A遺伝子とC遺伝子はお互いの働きを抑制する関係にありますので、C遺伝子が弱くなるとA遺伝子が雄しべの領域まで達し、本来は雄しべになる場所が花弁に変化して八重になります。さらにA遺伝子が雌しべの領域まで達すると花の内側に新たな花が作られ、それが繰り返すことになり雄しべや雌しべの数以上に花弁が増える豪華な八重咲きとなります。内側の花はガクと花弁が交互に作られたり、花弁だけであったり、雄しべの特徴も兼ね備えた中間的な器官になることもあります。

    はなもも13
     ところが、このハナモモには雄しべも雌しべも残っています。一部の雄しべだけを弁化させたものなのか、単に花弁が余分に作られているのか、植物ホルモンなど他の影響によるものなのか、園芸品種の八重化は奥が深いですネ。ABCモデルを少し理解できたところで、とんだオチが付いてしまいました…。

     ※参照:「ABCモデル」(花のトピックス) / 「花の大型化」「花の不思議にせまる」(農研機構 花き研究所)

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    花芽分化は夏

     これからぐんぐん気温が上昇して来週後半は5月並みと言いますから、現在の蕾も一気に開花することでしょう。ハナモモの花芽分化は夏の7~8月頃ですので、剪定は花が終わったらそれまでに行いますが、樹高はまだ1.3mですので少しだけ切り戻す予定です。

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    挿し木の近況

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     リベンジ中の挿し木(春挿し)はこの木の枝を使ったものです。2月9日に挿して、今日でちょうど6週間目になりますが花が咲き始めました。負担を減らすために摘んでしまうのが良いのでしょうが…。

     向学のために1本掘り返そうかとも思いましたが、ここはじっとガマン。土の乾燥速度にさほど変化が見られませんので、まだ発根してないかも知れません。花瓶挿しや生け花の枝でも花は咲きますからネ。

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