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    晴れ時々趣味の園芸

    ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

     イチハツのオ・モ・テ・ナ・シ

     イチハツ(アヤメ科)が咲き始めました

     アヤメの仲間では一番早く咲くので“一初”と呼ばれるようですが、実際に一番早く咲くのはシャガでイチハツはそれより半月ほど遅れて咲くそうです。かといって、今さら“ニハツ”とも呼べませんしネ…。

    蕾から開花まで

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     ①4月19日 イチハツがちらほら咲き始めました。剣状の葉の中に蕾を持ったものがありますので追跡してみます

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     ②4月21日 まず、左側の幅広の葉から分離を開始し蕾が姿を現しました。
     ③4月22日 花茎も見えてきました。もう1個蕾を持っています。 

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     ④4月23日 完全に左側の“元のサヤ”から分離しました。
     ⑤4月24日 最後に幅の狭い方のサヤからも分離しました。2個目の蕾はまだサヤの中です。

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     ⑥4月25日 蕾が開き始めました。

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     ⑦4月27日 半分見えてきました。

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     ⑧4月28日 もう一息…。

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     ⑨4月29日午前 一気に開き始めました。

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     ⑩4月29日午後 開花しました。

    不思議な花の構造

     イチハツをはじめとするアヤメ科の花の構造は少し変わっています。ガクや雌しべが花弁状に変化して、花弁が9枚もあるように見えます。

     とさか状の突起物があり少し垂れ気味の3枚は外花被(がいかひ)で、他の花でいうガクに相当する部分です。直立気味な3枚が内花被(ないかひ)と呼ばれ、これが花弁に相当する部分です。一番上にある同じ色をした幅の狭い3枚、実はこれが雌しべ(花柱)です。

    受粉させるための巧妙な手口

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     雄しべはというと、雌しべの裏側に格納されています。

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     受粉する雌しべの柱頭はというと、花柱をめくってみると小さい無数の突起物のある丸い山形をした部分です。外花被片には昆虫に蜜のありかを示す蜜標と呼ばれる模様(文目:アヤメ)があります。 

     蜜標を目印に飛んできたミツバチやハナバチ等の昆虫は、外花被片を踏み台にした後、奥にある蜜を吸うために外花被片と花柱の間の狭い場所を潜らねばなりません。

     その際に雄しべの葯の花粉が昆虫の背中にベッタリと付着し、昆虫は次の花へと移動します。移動した昆虫の背中は入り口にある雌しべの柱頭に最初に触れ、そこで受粉が成功する仕組みです。ホソヒラタアブが飛んできましたが、小さい昆虫にはこの手口は通用しません…。

    イチハツの葉には表が無い?

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     葉は一般に表側と裏側のある平たい「両面葉」と呼ばれるものですが、アヤメの仲間は「単面葉」と呼ばれ、なんと表が無くて裏だけの性質を持つ葉を作ります。ネギも単面葉で裏しかなく、表と裏の境目がないので丸くなっているのだそうです。アヤメの仲間は丸くはなりませんが、扇状に広がっていくのはそのせいだそうです。表が無いのでオ・モ・テ・ナ・シ…。

     同じアヤメ科のアヤメやカキツバタと違い、イチハツは外花被にすべり止め用に?とさか状の突起物を用意しています。私には昆虫に対するイチハツだけのオモテナシのように感じますが、さて

     
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